スクラムで「完了」の瞬間を感じとる!-Doneの定義に迫る-

こんにちは、「スカンク」です。今日は、アジャイルスクラムにおける「完了の定義」についてお話ししようと思います。
ますはじめに、ちょっと考えてみてください。
あなたならアジャイル開発の現場において、どのようにプロジェクトを進めていくべきかと確信を持っていえますか?
計画ありきで進行するスクラムチーム、でも大事なことを忘れてはいけません

それが『done』つまり、完了の定義です。

目次

ある日のWEB開発チームのやりとり

プロジェクトの中盤…

デザイナー
デザイナー

おっけー、ホームページのデザイン『DONE!』。これで開発チーム、実装できるでしょ?

あ、マジ?じゃあもらっておくね。実装進めちゃうよ!
(確認不十分だけど、大丈夫でしょ)

開発担当
開発担当

リリース直前…

営業担当
営業担当

待って待って!何これ?全然お客さんの要望に合ってないじゃん!シンプルで使いやすいデザインって言われてたのに、どうしてこんな派手なの?

え?マジで?デザイナーから渡されたのそのまま使っちゃったんだけど…

開発担当
開発担当
デザイナー
デザイナー

あ、ごめんごめん。俺、これ開発のほうで調整されると思ってたんだよね。ちがう?あれれ?

じゃあ最初に言ってよ!もう実装も終わっちゃったじゃん!

開発担当
開発担当
営業担当
営業担当

これじゃリリースがめっちゃ遅れちゃうよ。お客さんにも迷惑だし。この週末にイベントがあって、それまでにホームページリリースしたかったって言ってたのに・・・・

それはやばい…。修正に時間かかっちゃうと、イベントに間に合わないかもしれないよね…っていうか次の案件のタスクパンパンなんですが。。。

開発担当
開発担当

スクラムでプロジェクトを進める上で、「完了」の定義は非常に重要です。しかし、定義が曖昧だったり、チーム間で共有されていないと、悲劇が起こることもあります。

あるWebデザインのチームが、新しい企業サイトを作成するプロジェクトを進めていました。開発チームは、スクラムで進めており、各スプリントで定めたタスクをこなしていく予定でした。しかし、チーム内で「完了」の定義が十分に共有されておらず、悲劇が訪れました。

プロジェクトの中盤、デザイナーが「ホームページのデザインが完了した」と報告しました。開発チームは、そのデザインをもとに実装を進めていきました。しかし、リリース直前になって、営業チームが「デザインがお客様の要望に合っていない」と指摘しました。

どうやら、デザイナーは「完了」として報告したデザインが、お客様の要望に合わせて修正されることを想定していました。しかし、開発チームは、そのデザインが最終版だと思って実装を進めてしまっていたのです。

結果的に、リリース予定日を大幅に延ばすことになり、お客様にも大変なご迷惑をかけてしまいました。この悲劇は、チーム内で「完了」の定義をしっかり共有していれば回避できたはずです。

このエピソードから学ぶべきことは、「完了」の定義をチーム全員で共有し、明確にすることの重要性です。スクラムを進める上で、Doneの定義を明確にし、チームで共有することで、プロジェクトをスムーズに進めることができるでしょう。

アジャイルスクラムは、アジャイル開発の中で最も一般的なフレームワークであり、短いスプリント(通常2週間から4週間)でプロジェクトを進めていく方法です。
このスクラムにおいて、「完了の定義」は非常に重要な要素となります。

完了の定義とは?

さて、「DONE/完了の定義」とは何でしょうか?

例えば、あなたがケーキを作るとしましょう。
ケーキが焼けたとき、本当に完成していますか?それとも、 ラッピングやデコレーションを施した後でしょうか?

これと同じように、アジャイルスクラムでは、各タスクが完了したときにどのような状態であるべきかを定義することが重要です。
これが「完了の定義」です。
例えば、コードが書き終わっただけで完了とするのか、テストが終わってバグがないことを確認してから完了とするのか、このような基準をチームで共有することが大切です。

では、なぜこの「完了の定義」が重要なのでしょうか?

それは、チーム内で共通の理解を持つことで、プロジェクトの進捗や品質を把握しやすくするためです。
また、明確な基準があることで、メンバー同士のコミュニケーションもスムーズになります。

アジャイル開発を行う上で、プロジェクトをスムーズに進めるためには、「完了の定義」をチームで共有し、適切に設定することが大切です。

「完了の定義」を設定する際に注意すべきポイント

チーム全員が納得できる基準を設定する
「完了の定義」は、チーム全員が納得できるものでなければなりません。
そのため、チームメンバーと話し合い、意見を尊重し合いながら定義を作成しましょう。

明確かつ具体的な基準を設定する

曖昧な基準では、タスクが完了したかどうかの判断が難しくなります。
そのため、「完了の定義」は具体的かつ明確に設定することが重要です。

柔軟に変更できるようにする

プロジェクトの進行に伴って、必要な基準が変わることがあります。
そのため、「完了の定義」は、柔軟に変更できるように設定しましょう。

定期的に見直しを行う

プロジェクトの進行やチームメンバーのスキル向上によって、「完了の定義」が変わることがあります。
定期的に見直しを行い、最適な状態を保ちましょう。

最後に、「あなた」がアジャイル開発を実践する際には、アジャイル思考を持ち、柔軟に対応することが大切です。
そして、スクラムにおける「完了の定義」を適切に設定することで、プロジェクトの進捗や品質を把握しやすくなり、チーム全体の生産性が向上します。

これからも、アジャイル開発を効果的に活用し、素晴らしいプロジェクトを成功させていきましょう。

スカンクでした!

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コメント

コメント一覧 (9件)

  • 仲田 より:

    スクラムで「完了」の瞬間を感じる!というタイトルに惹かれて、記事を読みました。スプリントでタスクをこなす達成感と、チーム全体で成果を共有できるのがアジャイル開発の醍醐味ですね!

  • 名無しの開発者 より:

    アジャイル開発は理解できますが、実際に私のチームで実践しようとすると、どうしてもウォーターフォール開発に戻ってしまう感じがします。どうすれば、アジャイル開発を継続的に実践できるでしょうか?

    • skunk より:

      アジャイル開発を継続的に実践するためには、まずチーム全体でアジャイルの考え方やスクラムのフレームワークを理解し、共有することが大切です。また、定期的なレトロスペクティブでチームの改善点を見つけ、柔軟に対応していくことが重要です。アジャイルの考え方を根幹に持ち続け、チーム全員で取り組むことが成功への鍵です。

  • nagaya sora より:

    Doneの定義がプロジェクトによって異なるというのはわかりますが、どのようにして最適な定義を見つけることができますか?

    • skunk より:

      最適なDoneの定義を見つけるためには、まずチームメンバーと話し合い、共通の理解を持つことが大切です。また、定期的な見直しを行い、プロジェクトの進捗や状況に応じて柔軟に変更していくことが重要です。

  • たにもと より:

    スクラムで完了の瞬間を感じることが、チームの一体感やモチベーション向上につながるのだと感じました。アジャイル開発の魅力がよく伝わってきます!

    • skunk より:

      ありがとうございます!アジャイル開発では、チーム一体感やモチベーション向上が大切な要素です。これからも、アジャイルの魅力を活かしてプロジェクトを進めていきましょう。

  • 大倉 より:

    実際に私のチームでもアジャイルスクラムを導入していますが、Doneの定義を明確にすることで、メンバー同士のコミュニケーションがスムーズになり、プロジェクトが効率的に進んでいます。

    • skunk より:

      素晴らしい実践例を教えていただきありがとうございます。Doneの定義を明確にすることで、チーム全体が円滑に働くことができますね。引き続き、アジャイル開発を活用して成功を収めてください!

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